2014年12月29日

LEDの点滅(Lチカ) -第5回:抵抗器の選び方(E系列)

前回は、「LEDに5[mA]の順電流を流すためには600[Ω]の抵抗器が必要です。でも600[Ω]の抵抗器を用意するのは難しいです」という内容でした。そのときの回路図はこれです。

20141224_LED4.jpg


なぜ用意するのが難しいかというとE系列という数字の中に「6.00」という数字が出てこないからです。

抵抗器の値はE系列という下の表の数字で決められています。抵抗器を選ぶときはこの数字の10倍、100倍、1000倍…の値から選びます。

20141229_E系列.JPG


E系列の中にもいくつか種類があります。この表ではE3〜E24までを載せています。

Eの後につく数字が大きくなるほど抵抗値が細かくなります。

電子工作で抵抗器を使う場合、あらかじめ大量に買っておいてその中から必要な値を選ぶことが多いです。もしE24系列をそろえておけばいろいろな値の抵抗器を選ぶことができますが、用意しておくことが大変です。

個人の電子工作ではE6系列かE12系列を用意しておけば大抵の回路には対応できると思います。

(もしどうしてもE系列以外の値が必要な場合は複数の抵抗器をつなげることでもっと細かい抵抗値にすることができます)


E系列に中途半端な値が多いのは、比率が関係しています。

抵抗器などの値を決めるときは、「100[Ω]増やしたい」というよりも「10[%]増やしたい」という場面が多いです。そのためE系列ではできる限り比率が一定になるようにしています。

上の表の値を比率で表すとこうなります。

20141229_E系列比率.JPG


E3系列だと約2.5倍ごと、E12系列だと約1.2倍ごとに大きくなっていきます。

このように抵抗器などの値はE系列によって決められており、その値は一定の比率に従って増減していきます。



さて、E系列を参考にLEDを光らせるための抵抗器を決めます。

順電流を5[mA]流すためには600[Ω]の抵抗器が必要だとわかっています。

今回は次の2点を考慮して抵抗器を選ぼうと思います。

 1. 5[mA]よりちょっと多い電流を流したい

 2. 入手性を考慮してE6系列の中から値を選びたい


5[mA]より多い電流を流すためには600[Ω]より小さい抵抗器を選びます。

E6系列の中で600[Ω]より小さくて600[Ω]に一番近いのは470[Ω]です。

抵抗器が470[Ω]のときの順電流はこうなります。

 I=3[V]/470[Ω]=6.4[mA]


以上のことからLEDを光らせるための回路はこのようになりました。

20141224_LED3.jpg


次回はこの回路をブレッドボード上に作ります。


posted by ました at 13:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 電子工作の知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。