はじめに
突然ですが私が持っているイヤホンはSHURE製のSE315です。SHURE製のイヤホンは遮音性が良いので愛用しています。
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ただ使っている内に、以下2つのことが気になってきました。
- ケーブル長が162[cm]と長い
- 再生側のボリュームを小さくしても鳴る音が大きいので、音量の微調整がやりにくい
上記2点を改善したいと思います。
ちなみにこのシリーズではArduinoは全く関係ありません。
目次
1. やること
気になる点を改善するには以下2つのことをやればよいです。
- ケーブルを短くする
- イヤホン側で音量を下げる
幸いにもSE315はケーブルが着脱可能なタイプのイヤホンです。ですので、上記2つを満たすようなケーブルを自作すれば、気になる点を改善することができます。
SE315はケーブルの着脱用としてMMCXコネクタを採用しています。MMCXコネクタを採用しているイヤホンはそこそこあるため、「MMCX 自作」で検索すると様々な情報が集まります。
(参考:【やってみた】SHUREの自作ケーブルを作ってみよう! -eイヤホンのBlog)
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MMCXコネクタに3.5mmミニプラグとイヤホン用ケーブル、そして音量を下げる部品があればケーブルを自作できます。
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ちなみにミニプラグとケーブルは上記2点を紹介していますが、こんな高い物使っていません。私が購入したのはプラグは1個当たり200円〜300円程度、ケーブルは1m当たり300円〜400円程度のものです。
購入した部品の紹介などは次回行うつもりです。
2. 音量を小さくする方法(ATT)
さて、音量を小さくする(=信号を減衰させる)方法ですが、減衰器(アッテネータ、以下ATT)という部品をつかいます。この部品は文字通り信号を減衰することができます。
ATTの主なパラメータは減衰量で、単位はdB(デシベル)です。減衰量が大きいほど信号は小さくなります。
ATTや減衰量については詳しく説明しません。入出力インピーダンスや対数など説明することが増えるからです。またATTにもL型やT型、π型などいくつか種類があります。気になる方は参考資料の方を見てください。
とりあえずATTを入れることで音量を下げることができるとだけ覚えてください。
簡易的なATTであれば抵抗器が3つあれば作れます。
ですので抵抗器からATTを自作し、自作ATTをケーブルに付ければ、音量を小さくするケーブルを作ることが出来ます。
まとめ
今回は作りたいイヤホン用ケーブルの説明とATTに関する簡単な説明を行いました。
次回からは実際に作っていきます。
参考資料
- 作者名:小野測器. "技術レポート db(デシベルとは)". サイト名:小野測器. https://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/newreport/decibel/index.htm, (参照日:2016-06-16)
- 作者名:オリックス・レンテック株式会社. "いろいろなデシベル". サイト名:オリックス・レンテック株式会社. http://www.orixrentec.jp/helpful_info/detail.html?id=73, (参照日:2016-06-16)
- 作者名:オリックス・レンテック株式会社. "アッテネータとその使い方". サイト名:オリックス・レンテック株式会社. http://www.orixrentec.jp/helpful_info/detail.html?id=60, (参照日:2016-06-16)
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ラベル:オーディオ