2019年02月07日

音楽連動照明 -機能の説明

前回は作り直した音楽連動照明について外装を中心に説明しました。

P2300757.jpg

今回はこの照明を実際に使い、光りに関する機能を説明します。



この照明は光り方を3つのモードに切り替えることが出来ます。
  1. 通常  :普通の照明のように一定の明るさで点灯する
  2. ゆらぎ :明るさを不規則にゆっくりと変化させる
  3. 音楽連動:入力された音の大きさに合わせて、明るさを変化させる。音の入力はAUX端子とマイクの2種類がある
これらの機能は基板にあるトグルスイッチ(下図の「Mode」と書かれているスイッチ)で切り替えます。Normalが通常、1/fがゆらぎ、Musicが音楽連動です。

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その他のスイッチや半固定抵抗(青いダイヤル)については、このようになっています。
  • Power:電源のオン・オフ
  • Response:音楽連動モード時の応答速度
  • Blightness:通常モード時の明るさ
  • AUX Vol:音楽連動モード時のAUX端子からの音量設定
  • Mic Vol:音楽連動モード時のマイクからの音量設定

音楽連動照明を実際に動かした動画をYouTubeに上げました。




以上で説明したことが音楽連動照明の機能です。

マイコンはATMEGA328Pを使っており、Arduinoと互換性を持たせております。ですので外付けのUSB-シリアル変換モジュールを使えば、音楽連動照明のスケッチを書き換えることが出来ます

当初はこれの販売を考えていたのですが材料費が結構かかってしまったため、販売するなら売値が7千円〜1万円と結構高めになってしまいそうです。
ですので、Arduinoシールド単体で動くように簡素化し、安価になるよう設計を変更中です。
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2018年12月04日

音楽連動照明の製作状況 -新しい外装の説明

お久しぶりです。この1〜2年ほどブログの更新間隔が長くてすいません。これからはもう少しこまめに更新できるよう頑張ります。



さて、音楽連動照明の製作状況ですが、だいぶ出来上がってきました。だいぶ前のことですので簡単に説明しなおすと、「音楽の音の大きさに合わせて、光の明るさを変える照明」です。

これまで制作していたものが、以下の写真です。

P2300013.jpg

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まだ実験の段階でしたので、基板周りが色々とごちゃごちゃしています。また照明のカバーは3Dプリンターで造形し、照明の下部にはスピーカーを設けています。
スピーカーの外装も3Dプリンターで造形しました。



現在の新しく作り直している物が以下の写真です。

P2300755.jpg

P2300757.jpg

外装や基板など、一通り作り直しました。

まず基板ですが、プリント基板化しました。

P2300836.jpg

構成としてはアンプや絶対値回路などの音声処理部、LEDドライバーなどのLED制御部、そしてマイコン部です。
AVRマイコンを載せていてArduino Unoと互換性を持たせています。

照明は外装を既製品の紙提灯にしました。このような単純で大きい形状は3Dプリンターだと造形に時間がかかってしまうので、既製品を流用した方がいいと分かりました。
使用している紙提灯はAmazonで買いました。


紙提灯やパワーLEDを固定するための台座は3Dプリンターで造形しています。

P2300837.jpg

P2300838.jpg

実験用に作った物は照明とスピーカーがセットでしたが、今回作成した物にはスピーカーの機能はありません。
代わりにマイクとAUX入力を付けました。これらから入力された音の音の大きさに合わせて、照明の明るさを変えます。

P2300759.jpg

今回は作り直した音楽連動照明について簡単に説明しました。実際に光ったときの動作などはまた後日説明します。
posted by ました at 17:19| Comment(0) | 自作LED照明 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月20日

音楽連動照明の製作状況 -新しい基板を発注しました

現在制作中の音楽連動照明の製作状況です。
一次試作の反省点を踏まえて、新しい基板を発注し、届きました。
左側が今回の二次試作、右側が前回の一次試作です
P2300474_web.jpg
大きな変更点としてはスイッチ類を手前に、コネクタ類を奥に配置したことです。また、全体的に密度を高めて基板を小さく(一次試作:100mm×100mm→二次試作:100mm×75mm)にしました。
これからは新しく作成した基板に部品を実装して、動作試験をしていきます。
ラベル:プリント基板
posted by ました at 12:00| Comment(0) | 自作LED照明 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月05日

音楽連動照明を制作中

ずいぶん久し振りの更新です。放置していてすいません。
ここ半年ほどで開業して個人事業主になりました。電子機器の試作を請け負ったりしています。電子機器といっても、Arduinoにセンサーを積んだような実験レベルのものです。それでも需要ってあるものなんですね。
さて、制作中の音楽連動照明ですが、とりあえず基本的な機能は以前の状態でも出来ていたので、プリント基板化を進めています。
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機能的には前回のものとほぼ同じです。ただ今回は音声の入力回路とArduinoを1枚の基板に実装しようとしています。
ただ実装にともない制御に使うArduinoが101からUnoへ変更したのですが、性能が落ちたからから音に合わせての光の変化が不自然です。とりあえずはUnoのままで回路やスケッチでなんとかならないか試して見ようと思いますが、どうなることか……。ダメならマイコンをもっと良いのに変えないとダメかな……。
ちなみにこちらですが、ある程度使い物になると判断したら販売しようかと考えています。スピーカー部を除いて、光の制御基板と照明部分を合わせて5千円〜1万円くらい?まだ部品やら実装の手間が不明なので、正確な値段は分かりません。
買っていただけるよう、ちゃんと作りたいと思います。
ラベル:プリント基板
posted by ました at 15:44| Comment(0) | 自作LED照明 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月20日

音楽連動照明スピーカーを作りました

3Dプリンターを使い、パワーLEDを使用した照明とスピーカーを一体化させました。
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照明の明るさは手動で調整することも出来ますし、音楽の音量に合わせて変化させることも出来ます。
基板は3枚あり右からオーディオアンプ、ArduinoとLED制御シールド、バンドパスフィルターです。
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ArduinoのA/D端子に音声を入力し、音量を読み取っています。その際A/D端子に入力する前にバンドパスフィルターを入れ、音声帯域程度(100Hz〜5kHz)のみ取り出しています。
外装は右からLEDのディフューザー、スピーカーのリフレクター兼LEDの台座、スピーカー本体です。
P2300022.jpg
スピーカーユニットはFountek製2インチスピーカー FR58Cを使用しています。
スピーカーの仕様は容量0.7Lのバスレフスピーカーです。上面にバスレフダクトを4つ設けています。
こんな感じで音楽と明るさが連動する照明スピーカーを作りました。
まだ変更箇所が多いので大分先の話になりますが、これの販売を考えています。

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posted by ました at 17:23| Comment(0) | 自作LED照明 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする